作成日:2026年10月25日 | ClearAI編集部
長い資料やコードをまとめて扱うAIモデル、Kimi K3.1 Proの提供が始まりました。Kimi Codeの公式更新履歴では、2026年10月23日の提供開始が案内されています。大きな入力枠が特徴ですが、使えるプランや移行時の設定にも条件があります。10月25日時点の公式情報を確認しました。 公式更新履歴

Kimiの3D Make画面。K3.1 Proの公式発表に掲載されたインターフェース例。画面のモデル選択はK3 Highで、K3.1 Proの実行画面を撮影したものではありません。 画像:Moonshot AI / Kimi
長い文脈を扱う新モデル
公式ブログは最大100万トークンのコンテキストと、コーディング、3D制作、金融リサーチなどの改善を説明しています。同時に登場したHighspeedについては、通常版の2〜3倍の速度をうたっています。いずれも提供元の説明であり、ClearAIが実測した結果ではありません。 公式情報
一度に扱える情報量の目安を、コンテキストと呼びます。長い仕様書と関連コードをまとめて参照する使い方は考えられますが、大量に入力できても、すべての情報を正確に理解するとは限りません。重要な要件には参照箇所を付け、人が抜け漏れを点検する工程を残します。
プランと設定を先に確認する
Kimi Codeでは通常版がPlus/Moderato以上で利用でき、最大100万トークンとHighspeedはPro/Allegretto以上が対象です。推論は有効にする必要があり、既存の旧モデルの会話を引き継がず、新しいセッションで始めることが推奨されています。利用枠の条件は、実際に使うアカウントで確認してください。 公式情報
チームで試すなら、担当者ごとに設定が異ならないよう、モデル名、推論設定、入力資料、完了条件を短い手順書にまとめると比較しやすくなります。同じ課題を同じ条件で実行すれば、結果に違いが出た理由も追いやすくなります。

Kimi Code Desktopのホーム画面。公式ドキュメントより。未ログインの製品紹介画面で、K3.1 Proで処理を実行した結果ではありません。 画像:Moonshot AI / Kimi
コード修正や制作では、課題を絞って試す
ここからは編集部が考えた仮想例です。開発チームなら、既存機能の小さな修正を一件選び、仕様の読み取り、変更案、テスト案までを依頼します。AIが出したコードはそのまま反映せず、変更差分とテスト結果を担当者が確認します。完了までの時間に加え、修正のやり直し回数も記録すると、効果を判断しやすくなります。
3D制作で試す場合も、いきなり納品物を任せず、構図や形状の案を比較する段階に範囲を絞る方法があります。寸法、素材、利用するデータの権利などを先に定め、成果物が条件を満たすかを確認します。これらは導入方法の提案であり、特定企業で成果が出た事例ではありません。

K3.1 Proの公式AI生成デモ「Celestial Palace」のカバー画像。実写や独立検証の結果ではなく、公式デモ作品のレンダリング。 画像:Moonshot AI / Kimi
速度と品質をセットで評価する
速い回答でも、レビューに時間がかかれば仕事全体は短縮できません。試用時は「要件を満たしたか」「待ち時間は減ったか」「人の手直しはどれだけ必要か」を分けて確認しましょう。利用料金や利用上限は契約条件に左右されるため、速度の倍率だけでは、費用削減率を推計できません。
なお、公式ブログはモデルの重みを2026年11月4日までに公開する予定としています。サービスで使えることと、自社環境へ配置するための重みを入手できることは、同じ意味ではありません。10月25日時点では予定として読む必要があります。 公式情報
導入前には、入力してよい社内情報の範囲と、成果物を承認する担当者を決めておきます。まずは機密性が低く、正解を確認しやすい課題で評価し、品質と運用の両方に納得できた範囲から広げるのが堅実です。

Kimi K3.1 Proの公式発表に使われた山と雲のキービジュアル。 画像:Moonshot AI / Kimi
出典・編集方針
情報確認日は2026年10月25日です。性能や速度の説明は提供元によるものです。本記事は独自ベンチマークではありません。画像は公式発表・公式ドキュメントの素材です。各画像に出典と内容の説明を記載しています。料金は掲載していません。